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2012年9月16日北海道札幌市で開催された子どもも参加できる脱原発イベント
「森のあるきかたafter311」にピースボートもブース出展しました。

会場は元小学校の市民活動スペース。
子どもも参加できるイベントということで、赤ちゃん連れ親子や小学生などの参加も目立ちました。

「森のあるきかたafter311」会場にて

出展はフェアトレードの商品や北海道産食材にこだわったパンやスウィーツのお店、
そしてピースボートはNO NUKESキャンペーンとショートクルーズの告知を行いました。

今回のピースボートブース

プログラムは15時から「子どもも大人も語ろう脱原発トークカフェ」と題して、
311後どのように過ごしているかを車座になって話し合うところからスタート。
「子どもを雪で遊ばせてる?」「北海道は冬に関東産の野菜になるけど買ってる?」
などの声が出され、主催者の一人は農家で子どももいる母ということもあり、今後は
越冬野菜の購入グループとルートづくりなどが提案されました。

トークカフェにて

イベントには親子連れがたくさん!

16時からは災害ボランティアで福島に入っている自然食のお店の女性からの支援
報告、また、福島から北海道に移住してきた親子からのスピーチなどの時間。
現地の様子、311当日のこと、避難してくることへの複雑な思い、子どもの被爆
検査のことが語られ、会場の参加者はみな真剣に聞き入っていました。
移住してきたお母さんからは、「今避難できない人たちは、毎日現実と不安の狭間
で苦しんでいます。私は北海道に来て本当にたくさんの素敵な出会いがあって、や
っとこれで良いんだ思えるようになりました。なので、1週間でも週末だけでもい
いから、遊びにおいでと受け入れてくれる人がいたら、福島の人にとってはそれが
救いになるんです。最初は遊びに来るだけでいい。それだけでも子どもにとって、
心も体も被害を軽減することになると思うんです。」と提案がありました。

舞台「フシギナ音曲
電気紙芝居 森のあるきかた~after311」

18時からは『総合工作芸術家だるま森+えりこ』さんによる舞台「フシギナ音曲
電気紙芝居 森のあるきかた~after311」がスタート。
原発を作り出した社会の危うさと大人の責任を、ステキな音楽と映像で表現されて
いました。
楽器もアニメーションも全てだるま森さんの手作り。原色を使った絵と心揺さぶら
れる音楽、そして後半は「のぬけの空~no nukes in the sky~」「脱原女と歯車男」
など脱原発メッセージが前面に出された楽曲の演奏で会場は、子どもも大人も熱く
盛り上がりました。

実はこのだるま森+えりこさんは12月出発の脱原発クルーズにも参加予定。

この企画をスタートに今後のつながりを作って行きたいと主催の実行委員会では話
されていて、25日にはアフターイベント「after311トークカフェ」、11月には
森の中で宿泊イベントも予定されているそう。
ひとりひとりの得意なことでつながって、みんなで知恵を出し合って話すことで、
すこしでも今を生きる元気がでる。そういう場が、全国各地で出来るといい。
北海道の熱い動きにこれからも注目です。


(高森 久美子)

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