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後編のテーマは「市民が関わる事の大切さと、可能性」です。

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午後は市民による自然エネルギー利用の取り組みを紹介する機会がありました。ゲストとして来てくれたのが、沖縄在住の4人の若い女性がつくった市民グループ「ナルコテックス」。決して電気のことに詳しくはなかった彼女たちは、3・11の震災後に自分たちでエネルギーを考える重要性に気づき、2012年の11月にグループを結成しました。始めて1ヶ月経っていない活動ですが、すでに20人以上のメンバーがいます。電気やエネルギーのことをみんなに考えてもらうきっかけをつくるために活用しているのが、この持ち運び式太陽光発電システム。くるくる巻いて、女性が一人でも持ち運べる細長いシートから生み出された電気を、蓄電池に貯めて使用します。最近は、これを使って沖縄各地のイベントで大活躍しています。

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このソーラーパネルキットで使用できる電力は130W。それほど多くの電気ではありませんが、照明、携帯やパソコンの充電、扇風機など、身近なものを動かすには十分な能力があります。こうした設備があれば、停電のときでも安心できますよね。今回、このデモンストレーションで動かしたのはなんとバリカン!髪を切りたい人をその場で募集して、断髪式を行いました。

坊主になった方の感想は、「ぼくは以前床屋をしていましたが、バリカンは出力が小さいと髪を噛んでしまって痛いときがあります。でもこれは電圧が足りないということは全くなくて、とても気持ち良かったです!」とのこと。

ナルコテックスのメンバーは、別にこのソーラーキットを宣伝したいというわけではありません。電気と言えば、国や大企業に依存しないと何もできないと思っている人がまだまだ多い中で、市民一人ひとりの取り組みでも、エネルギーは生み出せることを実感してもらいたいとの思いから活動をしています。めざしているのは独立した電源を各地に作っていくこと、こうした活動を広げていく事が、原発をなくすことにつながる可能性もあります。質問も活発に飛び出し、参加者の自然エネルギーへの関心の高さが伺えました。

自治体から市民まで、沖縄の自然エネルギーの一端を知ることができたこのツアー。風車の例に見るように、自治体の課題も多く、持続的な活動にしていくためには、市民一人ひとりが、エネルギーに向き合い、関わっていくことが重要だと感じさせられました。大規模集中型から小規模分散型の未来への転換は、単に自然エネルギー設備を増やせばよいというわけではありません。2012年以降、日本全国でこうした市民が関わる地域のエネルギープロジェクトが誕生しています。あなたの地域でも、ぜひ新しい取り組みを始めてみましょう。こちらのブログでも全国の市民電力の活動を紹介しています。

(writer:TM)

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自然エネルギーの可能性と、落とし穴を学ぶ(後半)」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: 自然エネルギーの可能性と、落とし穴を学ぶ(前半) | datsugen

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